京都の名所を描いたモダンなアートポスター
京都の木版画職人工房『竹笹堂』にて、木版作家 竹中健司が手がけたアートポスターシリーズ。手描きの絵にデジタル化した木版摺りの色面を使い、コラージュのように組み合わせてプリントする技法を使っています。インテリアや部屋の雰囲気に合わせやすいモダンなデザインと伝統を掛け合わせた、京都が産んだアート作品をお楽しみください。
こちらの「Kyoto」シリーズは、作者である竹中健司さんが京都名所旧跡を描いています。記憶に残った心象風景を、自由な発想と新たなプリント技法で表現。限りなくシンプルでありながら、木版画のやさしい風合いや景色の美しさを感じる作品です。
誰かの記憶に響くような、そんな1枚をぜひ。
■「Kyoto series No.2」Senbontorii
■「Kyoto series No.6」Ginkakuji
■「Kyoto series No.10」Byodoin Houodo
■「Kyoto series No.11」Hoko
『京版画』の魅力
「京版画」は1200年の間、連綿と受け継がれた京都の木版画です。木の板に刃物で凹凸を作り、凸部に色を付け、紙に文字や図像を摺って写す世界最古の印刷方法とされています。時代が移り変わり、墨一色から多色印刷へと発展し、かの有名な江戸浮世絵木版画が広まりました。「京版画」はその時代より受け継がれた京都の木版画です。主線がはっきりしている「江戸版画」と比べ、「京版画」は色(摺り)数が多く、やわらかに、ふんわりと仕上げるのが特徴です。
木版画作家 竹中健司
竹中木版の五代目。現当主の竹中清八に幼少の頃から手ほどきを受け、木版印刷の技術を習得。対象を大胆な構図や色彩で捉え、シンプルかつ奥行きある表現で独特の世界観を持つ京都が誇る木版画作家です。
作品の一部はボストン美術館・ホノルル美術館で所蔵されるなど、現地でのワークショップや木版画を通して交流を深め、日本国内外を問わず精力的に活動されています。
エシカルポイント
京都にて130年余続く「京版画」(「京都府伝統工芸品」に認定)の技法を未来に繋ぐため、若手職人に高い技術を伝え続けています。現代の暮らしに合う、伝統とモダンが融合する商品デザインを手がけ、木版印刷の新しい可能性を追求し続けています。