季節のこよみ便 企画スタッフの想いを綴る。

季節のこよみ便
企画スタッフの想いを綴る。

当店が始まって、三年と少しの月日が経ちました。
この度、初めてのオリジナルBOX企画
「季節のこよみ便『楊春の便り』」の販売がいよいよスタート。

「季節のこよみ便」とは、春夏秋冬、年に4回だけ販売される限定セット。季節に合わせて内容が異なり、スタッフのこだわりや想いがぎゅっと詰め込まれています。

今回は、記念すべき初回。企画を担当したスタッフKに話を伺いました。

季節のこよみ便「楊春の便り」
¥6,500
詳細はこちらから

「私たちらしさ」を詰め込んだ
季節の小包を作りたい!

「幼い頃、大好きだったジブリ映画 『となりのトトロ』。作中でトトロが渡す森の小包にずっと憧れてたんです。」と語るスタッフ。

小包の中から溢れ出るドングリなどの木の実。
彼らが暮らす世界のこと。
彼らの心がときめくもの。

ギフトとは、「贈り手の心を映し出す鏡」
これが今も自分の中で大切にしているギフト選びの考えなのだそう。

「好き」という気持ちをカタチに。

「季節」をテーマに、ギフトセットを作ろう。
話が上がった時にまず心に浮かんだのは「私たちらしさ」でした。

当店のスタッフは皆、日本の四季折々の美しさや伝統の奥深さ、体にやさしいものづくり、そして自然への敬愛を大切にしています。この想いをお客様と分かち合えたら—。

そんな願いから誕生したのが「楊春の便り」。
目で愉しみ、舌で味わい、香りで感じる…五感すべてで季節を感じていただけるよう、ひとつひとつ心を込めて商品を選びました。

ここからは、セットに選んだ商品について、少しご紹介させてください。

●ピンクの花咲く無添加クッキー缶

こちらの可愛らしいクッキー缶は、この企画のために特別にお作りいただいたものです。手がけてくださったのは、長崎県雪浦にある街のカフェ「自然と暮らすぐりーん」さん。

当店でも大人気の「ブルーの花咲くte me de floresの無添加クッキー缶」を春らしくアレンジしていただきました。

すべて天然の色素から生まれた美しさ。さらに、より多くの方に安心して楽しんでいただけるよう、小麦粉を使わないグルテンフリーにこだわりました。

自然と暮らすぐりーんさんは、体にやさしい素材選びを大切にし、、地元の有機素材や、無農薬のエディブルフラワー、白砂糖の代わりに甜菜糖を用いるなど、素材本来の良さを引き出す丁寧なお菓子作りを行っています。

そして、2代目パティシエの鬼塚草麗さんが織りなす焼き菓子の世界は、繊細かつ美しく、一口食べれば心が満たされる幸福感に包まれます。主張しすぎない優しい甘さで、コーヒーによく合うんです。

●「枕草子」春はあけぼの お香セット

こちらは「春はあけぼの」で始まる、古典の名作「枕草子」をイメージして創作されたお香。清少納言が描いた季節の情景を繊細に表現した柔らかなパッケージデザインに心惹かれ、選びました。

手がけるのは、京都の老舗香木専門店「山田松香木店」さん。平安時代に花開いた香りの文化を重んじながら、今も変わらぬ心遣いで、和の香りを暮らしにお届けしています。

華やかさの中にも感じる、じっくりと熟成された木の力強さと落ち着きのある香り。部屋に漂えば、心地よい静けさと安定感が広がります。忙しい毎日に、ほんの少しの贅沢な安らぎをもたらしてくれる逸品です。

●画家 阿部彩葉子さんのポストカードカレンダー(5〜7月)

雑誌&premiumでのコラムや個展など、幅広く活躍する画家 阿部彩葉子さんの季節のお花を描いた作品を、ポストカードサイズのカレンダーに。こちらは当店オリジナルで製作しました。

阿部彩葉子さんの作品の魅力は、油彩と水彩で魅せる花の表現。油彩では力強い色彩とキャンバスいっぱいに広がる花々が心を掴み、水彩では柔らかな優しさと繊細さが感じられる抽象的な表現が魅力です。この二つの表情を持つ彼女の作品は、まるで花の持つ多面的な美しさを教えてくれているよう。

油彩、水彩のどちらも楽しんでもらいたいと、今回はこちらの3作品を選びました。
(花言葉も合わせてお楽しみください)
5月のお花 芍薬 「はにかみ」「恥じらい」
6月のお花 紫陽花 「和気あいあい」「団らん」
7月のお花 待宵草 「打ち明けられない恋」「うつろな愛」

日本のおもてなしの心をラッピングに込めて

ラッピングにも私たちスタッフの想いを込めました。日本の四季を大切にする「和」と、おもてなしの心をテーマに、デザインを仕上げています。

私自身も特に気に入っているのが、2色の水引のリボン。古くから特別な贈り物に添えられてきた縁起物としての意味合いも込めて。当店のカラーであるグリーンとシャンパンゴールドの組み合わせも可愛いなって。

日本が長い歴史の中で育んできた、贈りものを通じた心の交流。その美しさをお届けできれば幸いです。


▼今回ご紹介した「季節のこよみ便『楊春の便り』」のご購入はこちらから