《木工の一輪挿し》 静かな美しさを、暮らしの中に。
|静けさの中に宿る、ほんの少しの華やぎを。
暮らしの中で選ぶものは、できる限りシンプルに。
過度な装飾や、必要以上のモノを持たないことが、今の私には心地よく感じられます。
けれど、ふとしたとき——
たとえば一日を終えて灯りを落とした夜や、湯上がりに深呼吸をする瞬間に、ほんの少しだけ、空間の「余白」に何かを添えたくなることがあります。
そんな折に迎え入れたのが、木工作家「osio craft」さんの一輪挿しです。
国産の木を用い、一つひとつ手作業で削り出されたこの一輪挿しは、シンプルながらも静かな存在感を放ちます。木の温もりと、柔らかなフォルムが、暮らしの空気にやさしくなじむ。そんな印象だからこそ、取り入れてみたくなりました。
まずは、玄関に。
これまで鍵や小物を置くだけだったシンプルなスペースですが、花を一輪添えるだけで、まるで迎え入れてくれるような優しさが生まれました。家を出るとき、帰ってきたとき、ふと視線が向かうその場所に、小さな季節を感じられることの豊かさに、心が和らぎます。
次に、リビングの一角。
白い壁と木の棚。その静かな余白に、一輪挿しをそっと置いてみました。主張しすぎず、それでいて目に入るたびに、少しだけ気持ちを上げてくれる。花があることで、空間に彩りとやわらかな陰影が生まれ、そこにいる時間までも、どこか丁寧に過ごしたくなります。
最後に、トイレという小さな空間へ。
かつて友人の家で見かけた「花のあるトイレ」がとても印象的で、その記憶をたどるように、私も試してみました。わずか一輪が、空間の印象をこんなにも変えるのだと、改めて感じました。
清らかで、どこか凛とした空気感。風水でも、生花を飾ることは運気を整えるとされているそう。意味を知ると、ますます愛着が深まりますね。
木の一輪挿しは、花を挿さずとも絵になる佇まい。凛としながらも、やさしさを纏ったその姿は、暮らしのどんな場所にも、ささやかなエッセンスを添えてくれます。
気の向くままに置き場所を変えながら、季節や気分と寄り添うように——
「花のある時間」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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国産木の一輪挿し(osio craft) ¥2,750〜 詳細はこちらから |