お弁当のはなし。手軽で美味しいおかずとお弁当の歴史

今日もお弁当を作るために、30分ほど早起きをしました。

秋田杉の曲げわっぱに、雑穀米、きんぴら、卵焼き、それから最近のお気に入り「イワシの醤油漬け」をせっせと詰め込んで。自分のために使える、ちょっと嬉しい時間。

お弁当詰めの作業中は、いろいろなことを考えます。

今日の天気や、読みかけの本の続き、仕事のことや、「お弁当」という言葉の由来も。

いくつか説はありますが、「弁当」はもともと中国から入ってきた言葉が変化したもののよう。

中国語で便利なものという意味を持つ「便当」が、日本に入ってきた際に「弁えて(そなえて)用に当てる」という意味から「弁当」の漢字が当てられたんですって。

お弁当自体の始まりは、古くは平安貴族がお花見に行く際に持っていった「提重(さげじゅう)」が起源なのだとか。

生まれた時から身近にあったお弁当は、長い時を経て私たちの「当たり前」になっていったのですね。

そんな歴史を感じながら、お弁当に入りきらなかったイワシをひとくち。1缶にたくさん入っているから小分けにして楽しむことができるんです。

骨まで食べられて味もしっかりしているので、おかずにぴったり。ときには混ぜご飯にしたり、そうめんに乗せたりして、色々と楽しめる嬉しい一品。

夜は、残りのイワシときんぴらで美味しいお酒を飲みながら、お弁当の歴史についてさらに調べてみようかな。

エディター:鈴木

イワシの醤油漬け
骨まで食べられて味もしっかり、おかずにもおつまみにも重宝するのでお気に入り。
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