みなさんは”アースデイ”をご存知ですか?「名前だけは聞いたことある」という方や「初めて聞いた」という方もいらっしゃるかもしれません。アースデイという名前から、地球のために何かをする日というのは連想できますが、その活動にルールやリーダーなどは設定されているのでしょうか?アースデイとはどんなものなのか、私たちと一緒に確認していきましょう!
アースデイとは
アースデイはユネスコ(国際連合教育科学文化機関)によって1969年に提起。そして翌年の1970年、アメリカにて環境問題についての討論集会が開催され、集会の開催された4月22日を「アースデイ」とすることが宣言されました。
なぜ4月22日に集会が開かれたのかというと、主に学生に討論会への参加を呼びかけたことが理由にあるようです。当時のアメリカの大学生たちが気候的に過ごしやすく、試験期間中でも祝日でもない参加しやすい日程だったことから、1970年4月22日の水曜日が選ばれたということでした。
この呼びかけに呼応した人の数は2000万人以上。人々が地球環境と自分たちの行動について、それぞれの思いや考えを持っているのだということが伺えますね。
アースデイには何をするの?
アースデイには「これをしなくてはいけない」などのルールはなく、おのおのが自由な方法で「地球を守る意思」を表しています。ゴミを拾う・いつもよりも食品ロスに気をつけるなどのすぐにできる活動からはじまり、企業単位での参加も。有名なエピソードは、アップル社が自社ロゴのりんごを緑色にして意思表示したことが有名。個人も企業も、誰もが自由な発想で地球を思いやる活動ができる、すばらしい日なのです。
東京・京都ではアースデイのイベントが開催
東京と京都では今年もアースデイのイベントが開催されます。イベントでは地球環境に配慮したフードや商品のブース・音楽やトーク・みんなでゴミ拾いやヨガをしたりなど、さまざまな催しを予定。他にも、イベント会場には来られないお店や企業も、自分のお店や会社を会場にして活動することもできるそう。
リロクルチームも楽しみなアースデイ京都
実はこの記事を発信しているリロクルチームは京都を拠点に活動中。4月に開催されるアースデイ京都は、もちろん大注目のイベントです。アースデイのホームページから実際にお話しをお聞きしてみると、開催について快く教えてくださいました。
アースデイ in 京都 2022
日程:2022年4月16日(土)〜24(日)
(岡崎公園)4月16日(土)・17日(日)
(京都全域)4月16日(土)〜24日(日)
時間:(岡崎公園) 10:00〜17:00(17日は〜16:00)
料金:(岡崎公園) 入場無料
主催:アースデイ in 京都 実行委員会
URL:https://earthdayinkyoto.com/
実行委員の方よりいただいたメッセージ
「アースデイ in 京都 2022」は、 環境記念日「地球の日=アースデイ」に合わせて、環境都市・京都にて開催する環境イベントです。2022年度のテーマは「捉え直し」。本当の豊かさってなんだろう?幸せに生きるってどういうこと?自分たちの暮らしや営みをいま一度振り返り「捉え直す」きっかけにしていきたいと思います。
2022年度は、京都全域をキャンパスとして見立て、岡崎公園+京都全域で開催。期間中は、マルシェ、青空ヨガ、モノづくりワークショップ、トーク、映画上映会など様々な催しが行われます。大切な地球・環境のことを一緒に楽しく考えながら、京都で暮らす人、働く人、みんなで手を合わせてより良い未来をつくります。地球に暮らす私たちが暮らしを捉え直し、地球に優しい暮らしを広げていきましょう!
京都全域でアースデイを開催するなんて、ワクワクしますよね!!
アースデイのイベント出店店舗は?
出店店舗は非公開になっていますが、フードやドリンクの販売・物販・展示から始まり、ワークショップなどのブースもあり。飲食物を販売する出店者にはプラスチック製品の使用禁止がアナウンスされており、地球を守る行動が徹底されています。
さらに以下のものが取扱禁止という、来場者が安心できるルールも定められていました。
・遺伝⼦組換作物、またはそれらを原料に使っているもの、もしくはそれらを飼料にしているもの ・化学調味料や保存料など、化学的に精製された添加物、またはそれらを原料に使っているもの ・児童労働や⽣産者の搾取、環境破壊などに繋がらないフェアトレードの理念が実践されていないもの ・国の基準を超えた放射能汚染があるもの、もしくは懸念されるもの。 ・⼀般に安全性が確認されていないもの。
イベントの開催をするに当たって、このようなルールがきちんと設けられていると、気持ちよく参加することができますね。
アースデイは誰でも参加可能、地球を守る一歩を踏み出して
アースデイの誕生エピソードやイベントについてご説明させていただきましたが、なによりも大切なのは一人ひとりが「地球環境のことを考え、地球環境を守るために行動する」ことです。アースデイは誰でも参加でき、誰もが地球を思いやる人になれる日。そしてこの世界がそんな思いやりと笑顔で溢れる幸せな日。
「地球を守る」ということは、1日や2日では達成できるものではありません。むしろ人が地球上に生きる限り、生涯向き合っていく課題なのかもしれないですね。でもその課題も、一歩踏み出すことで着実によい方向に進んでいくはずです。
アースデイが、今まで踏み出せずにいたその一歩を踏み出すきっかけになりますように。そして、その強く優しい思いが輪になってこの世界に広がっていきますように。